「私は2時間ずっと英語を勉強している」の意味で、I have studied English for two hours.と言う分を使うことはできるのか→❌できない。
A 動作動詞(例:eat, play, run, study) B 擬似状態動詞(例:sleep, stay, wait, sit, llive)、「継続(今までずっと〜している)」の意味を表す現在完了進行形には、あることを「①休みなく続けて行う」、「②時間を置いて反復して行う」という2つのケースがある。1️⃣A・B型の動詞で「継続」の意味を表すには、現在完了進行形を使うのが一般的。2️⃣A型の動詞で「休みなく続けて行うこと」を表すときは、現在完了形は使えない。3️⃣それ以外の時は、現在完了進行形の代わりに現在完了形を使うこともできる。
対話を楽しむためには、発問の質にもこだわりが必要です。1つしかない正解を求める事実発問だけではなく、推論発問や評価発問を、バランスよく取り入れます。「もっと聞いてみたい」「伝えたい」という思いが溢れます。”What do you think?”や“How do you feel now?”と問いかけながら、即興で思いを紡ぐ場面を作ります。生徒と即興でやりとりを楽しむ遊びの時間を設定します。その遊びの時間に出会った表現こそが、生徒の記憶に残る言葉として定着していきます。事前の授業準備は7割程度にとどめ、残りを生徒に委ねる時間にし、言葉を紡ぎ合うことを楽しみます。「7:3」という割合は、「黄金比」と呼ばれ、即興で紡ぐ「3割」が、「7割」の学びの質を高め、言語材料や表現が「自分の言葉」として定着する大切な時間になるのです。
生徒が富士山についてのテキストを読んだ後に、”Let’s imagine that you are going to introduce Mt. Fuji to people from abroad. What are the attractive points of Mt. Fuji? Tell me about them.” と生徒に問いかける活動が紹介され、「このように、読んだことをもとに生徒の考えや経験を引き出す発問は、評価発問(evaluative questions)と呼ばれます」と解説されている。(英語教育2023年7月号 特集号p.19)
【マスキング】前後の文脈や場面から多様な答えが生まれ、生徒の自由な発想を引き出すことができる。“なぜ“や“どのように”を問う「推論発問」「評価発問」の原点になる。(例)I ………, so / but / because I want to go to Australia. なぜその表現を言えたのか、答えの根拠を示す必然性も生まれ、協働学習につながります。仲間の考えと自分の考えとのギャップに「発見」や「ひらめき」が生まれ、知的好奇心が掻き立てられます。マスキングは、学習を「自分ごと」にし、生まれた“こだわり“は、表現の定着につながります。生徒に知的飢餓感(eager to learnの状態)【生徒が自ら知りたくなる、答えを探したくなる知的にハングリーな状態】を与えられていないことに気づく。